※本セミナーは既に終了しております。

みんなのための看取り入門セミナー

終末期患者の心の痛みを緩和し、遺族が離別の悲嘆を克服する手伝いをする。これを看取りという。
それを体系的に学ぶため以下の要領でセミナーを提供いたします。
奮ってご参加ください。

日程

2007年11月11日(日)、12月9日(日)、2008年1月6日(日)

場所

研究所内

対象

終末期患者自身、終末期患者を持つ家族、ホスピス関係者、在宅緩和ケア援助者、医師、看護師、葬儀提供者および葬儀従業員、聖職者、悲嘆ケアグループ、各派心理療法家、臨床心理士候補生、学生、大学院生

受け入れ人数

先着15名

申込み締め切り日

その都度のセミナー・パート開始前の水曜日

受講料

3回一括:36,000円。
1回のみ参加:14,000円(2回:28,000円)。
セミナーの3つのパートは相互に関連づけられ秩序づけられていますが、それぞれ独立してもいるので、どうしても全3回参加できない場合、1つあるいは2つのパートに参加することもできます。

※但し臨床心理士候補生、学生、大学院生の参加費用は以下の通りです。
3回一括:18,000円。1回のみ参加:7,000円(2回:14,000円)

申込み方法

当ホームページのお問い合わせフォームよりお申し込みください。

受講料は締め切り日までに下記の銀行口座へお振り込みください。
入金確認後、受け入れ通知書をお送りします。振り込み手数料は各自ご負担願います。

※キャンセルあるいは欠席による返金はいたしませんのでご了承ください。

七十七銀行西多賀支店普通口座 5510864
日本ロゴセラピー&実存分析研究所・仙台 安井猛

持参するもの

筆記道具(※ 昼食および飲料は各自でご用意ください。)

参加証明書

3回のセミナー終了後にお渡しいたします。部分参加の場合は最後のパートの終了後にお渡しします。

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セミナー1 2007年11月11日(日)のプログラム

逝く人と何を、どのように、そして何のために回想するの?

9:00〜9:10

挨拶とセミナー1の説明

9:10〜10:40

講演 「…私の人生に誇れるものは何もない」
講師 佐藤 博之氏(宮城県介護研修センター所長)

10:40〜11:00

休憩

11:00〜12:00

質疑と発言および意見交換

12:00〜13:00

昼休み

13:00〜17:00

ミニ・ロゴ講座(1)

13:00〜14:30

死は生活の真っ只中にある
― 子どもとの別れ、おとなとの別れ

14:30〜14:50

休憩

14:50〜16:00

逝く人の過去を振り返り、そのなかに宝物を探す

16:00〜17:00

回想は未来に向かう
― 死は喪失?

解題

わたしたちは回想力が未来を開くことに気づき、驚くことがある。パート1では回想法の要領を学ぶ。正しく理解しさえすれば、誰でもそれを逝く人のためにできる。
佐藤博之さんは彼が介護研修の職場でどんな活動をしているかを語る。介護研修を組織するなかで観察し、考えることがある。そして逝く人々の死生観の中にどのような問題が現れるかにも気づく。逝く人を援助する際に特に心がけるべきことは何か。それが明らかになれば良いと思う。質疑、発言および意見交換のための時間は十分取った。

わたしたちは死に隣接して生きており、否応なしにいつかはこの世と別れる。また他者の死のプロセスに参与する。わたしたちはこのことから自分のために、そして他者のために何を引き出せばよいのだろうか?

わたしたちは逝く人の生涯の証人でもある。自分に欠かすことのできない人が逝くことに立ち会う。他者が逝くことができるよう助けられたら良いと思う。コワガラナクテモヨイといえたら良いと思う。逝去する者とともに生涯の出来事を回想し、未整理の部分を整理するのを助ける。去ろうとする人が生涯を肯定できるよう導く。これは逝去者の力となろう。生涯を肯定し受け入れることは逝き先が見えること、逝くことを肯定できることである。生涯を回顧することはただ単に過去にかかわるのではない。それは逝く人の将来を開き、将来への移行そのものを希望と充実と安心へと変えることができる。

これこそが看取りの真髄。ミニ・ロゴ講座では回想法の技術を習得できる。

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セミナー2 2007年 12月 9日 (日)のプログラム

スピリチュアルペインをどのように傾聴し、理解し、共感するの?

9:00〜9:10

挨拶とセミナー2の説明

9:10〜10:40

講演 スピリチュアルペイン(心の痛み)とは何?それを傾聴するとは?
講師 中山 康子氏(NPO法人在宅緩和ケア支援センター“虹"代表)

10:40〜11:00

休憩

11:00〜12:00

質問、発言および意見交換

12:00〜13:00

昼休み

13:00〜17:00

ミニ・ロゴ講座(2)

13:00〜14:00

家族や友人は患者から何を聴き、何をいってあげられるか?

14:00〜15:15

医療看護、介護および葬儀従業員のための豆知職とは?

15:15〜15:30

休憩

15:30〜17:00

聖職者はどのように逝く人を慰め、勇気づけるか?

解題

終末期患者と意思疎通することは重要である。しかし実際、どのように彼らと交わればよいのだろう?患者の話すことをひたすら聞き、そして理解する。理解したことを確認し、それに共感するということ?中山 康子さんは看護師としてホスピスで働く経歴を持ち、在宅緩和ケア支援者として活動している。その経験の一端をお話してくださる。患者の心の痛みが何であり、どう関わればよいか等の示唆を含むだろう。

ミニ・ロゴ講座では中山さんの講演において明らかになったことを深めたいと思う。

1つは、家族と友だちはこの世を去ろうとする人に心を開き、心の痛みを分かり、うその入らない関係を保ち、深めることができるか?そのために何ができるか?

2つ目は、医療看護、介護および葬儀従業員は患者の心の痛みをどう理解し、それを専門職の中にどのように取り入れるのか?どのような職業意識をもち、「よい援助者」であるために留意すべき点はなにか?いずれの職種に従事するにせよ、患者との交わりが成功するために、いま改めてノウハウを知る必要があるのではないか?

3つ目に、仏教の僧侶とキリスト教の牧師は、どの程度患者の心の痛みに参与し、それの深さを測り、慰め、勇気づけ得ているか?逝く人が成長のための最後のチャンスを使うようサポートしているか?聖職者にふさわしい患者との交わりの仕方とは?

以上がミニ・ロゴ講座の焦点。職業的援助者は自らの可能性と、避け難い限界を認識するだろう。また職業的でない「普通の」身近な援助者も自分の能力を使って患者を理解し、強め、励すことが「できる」ことを深く学ぶ。この実際に「できる」ということがこのセミナーの一貫した志向である。

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セミナー3 2008年 1月 6日 (日)のプログラム

遺族はどのように悲嘆と向き合い、それを生き延びるか?

9:00〜9:10

挨拶とセミナー3の説明

9:10〜10:40

講演 私はこのように葬儀を理解する
講師 菊池 一郎(株式会社 菊池葬儀社社長)

10:40〜11:00

休憩

11:00〜12:00

質問、発言および意見交換
(葬儀はどのように遺族の悲嘆を受け取るのだろう)

12:00〜13:00

昼休み

13:00〜17:00

ミニ・ロゴ講座(3)

13:00〜14:00

告知の有無は遺族の悲嘆の仕方にどのように影響するか?

14:00〜15:00

遺族の悲嘆プロセスには5つの段階がある

15:00〜15:15

休憩

15:15〜16:30

悲嘆にくれる遺族の落込みがちな危険とケアラーの本来の仕事

16:30〜17:00

各参加者から一言

17:00

全セミナー終了

解題

葬儀は遺族の悲嘆ケアとの関連はこれまでほとんど論じられなかった。葬儀は遺族に離別の事実を明らかにし、悲嘆を消化する段階に入ったことを告げ知らせる。それは遺族のその後の生活に影響する。葬儀提供者菊池一郎氏はどのような葬儀観を持っておられるだろう?葬儀のどの部分が特に重要なのだろう?また、葬儀従業員はどんなことを考えながら、葬儀という仕事に携わっているのだろう?現代、多くの人が葬儀を必要でないと考え、あるいはまた葬儀の形を模索している。その中で菊池氏の講演は注意を惹く。

ミニ・ロゴ講座のポイント1。告知と悲嘆処理との関係。患者が告知を受け、家族と共に死を準備するなら、遺族は比較的容易に悲嘆を処理できることが分かってきている。

ポイント2では遺族がたどる悲嘆のプロセスを学ぶ。それには区別することのできる5つの段階があることをご存知だろうか。

ポイント3。悲嘆プロセスのどの部分に遺族の陥りやすい危険が横たわり、ケアラーはどうこの危険に介入するか?この問いは現在日本のグリーフケアに纏わる困難さを指摘することにも繋がる。一方では、今日ケアに関わるグループが、喜ばしいことに様々な形で組織されている。他方、上述の危険に注意することが余りに少ないので、グループ全体がその危険の中に閉じ込められることが多い。出口のない状態で、しかも悲嘆から解放された状態についての明晰な感覚を欠くために、知らないうちに重大な事態になりうる。悲嘆ケアの終着点、またミニ・ロゴ講座の大いなる約束、大いなる希望は死から命がでてくること。全3回の看取りセミナーは、参加者各自が一言感想を述べて終了。

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