ロゴセラピスト教育研修生募集
東日本大震災からの復興のために、日本の国民は物質的、経済的はもとより、社会的、心理的、精神的に復興するために有効な認識と知恵を必要としております。弊研究所はこの必要を満たすに足るプログラムを提供し、その役割を果たす努力をしております。
ヴィクトール・フランクルの開発したロゴセラピー&実存分析は私たち人間の苦悩を知り、同時に私たち人間に希望を与えることができる心理療法として広く証明されております。弊研究所はこのことを誇りに思い、これまでおよそ4年に亘ってロゴセラピストの教育研修を行ってまいりました。この秋で基礎理論プログラムが一巡し、2012年度の教育研修プログラムを御紹介できることを有難いことと感謝しております。
これを機会に弊研究所は改めてロゴセラピスト候補生を募集いたします。
奮ってご応募ください。
ギリシャの哲学者、プラトンはいまから24世紀前、『フィレブス』の中でソクラテスの弟子に次のようにいわせております。
「その泉の水を最初に飲んだ若者は、あたかも知の宝を見つけたように幸福である。彼は確実に魅せられる。彼はすべての議論を取り上げ、それらのすべてを一つにまとめ、そしてそれらを分析し細分する。彼は最初自分自身について、次いで他者について熟考し、老人も若人も両親でさえも、彼の話を進んで聞こうとして彼に近寄るものすべてに問いかけるであろう。…」
このホームページの【研究所とロゴセラピー】の項で説明いたしましたように、意味の探求と意味の発見に焦点を当てた心理療法であるロゴセラピーと、その基礎をなす実存分析はこの引用に中でいわれている「泉の水」のようなものと思われます。それは「知恵の宝」であり、それを見つけた者を幸福にするといわれております。それはまず、あなたがあなた自身について深く考えることを可能にします。あなたが出会う人々を理解し、彼らを専門的に助けることができるよう導きます。
老若、男女を問わず人々があなたに知恵を求めてやってきます。そしてあなたはあなたが学んだ分だけ人々を幸福にすることができます。弊研究所ではこれを実施できるロゴセラピストを養成しております。そのために教育研修を常時、職業随伴的に行い、誰でもこのプログラムに参加できます。
弊研究所は2012年3月からは再び「ロゴセラピーの人間学」「危機予防におけるロゴセラピー」「危機介入におけるロゴセラピー」そして「医師による精神の教導」からなる基礎理論プログラムを提供いたします。
併せて方法論演習プログラムも2012年3月から始まることをお知らせいたします。このプログラムの枠内において心理療法のために適用可能な技法です。ロゴセラピーの学派においても重要な技法が開発されております。ヴィクトール・フランクルのロゴセラピーはヨーロッパにおいては普通、フロイトの精神分析とアドラーの個人心理療法との関連で「ウイーン第3学派」と呼ばれております。それはアメリカにおいては「実存療法」「実存主義的人間性療法」あるいは「人間性療法」の関連の中に位置づけられます。このロゴセラピーと実存分析のアメリカにおける位置づけは方法論演習プログラムにおいて顧慮されています。すでに心理療法家として活動している方々も歓迎です。1人でも多くの療法家にロゴセラピーと実存分析をお届けできれば幸いです。
弊研究所はロゴセラピスト教育研修を生涯学習としても理解しております。高校や大学教育において得た知識だけでは自分自身を生涯にわたって、身体的に、社会および心理的に、また精神的にも形成していくためには十分とはいえません。学校卒業は同時に生涯学習の始まりでもあることを考えておく必要があります。生涯学習は常に変動する社会の要求に対応するためには不可欠であることはいうまでもありません。
学校教育は確かに生涯にわたって意義を保持します。しかし、それは外発的に、すなわち教育の「専門家」によって動機づけられておりますので、多くの人々は学校を離れると学習を投げ出してしまいます。それに対して、生涯学習の1つの特徴は、それが内発的に、すなわち自分の興味と欲求に動機づけられていることの中にあります。ですから、学習の目的はもはや、及第する、卒業証書を獲得する、良い職業を見つけるということではありません。それは自分の身の回りに生じることを理解すること、自分の経験のすべてについて個人的に意味のある感覚を発達させることの中にあります。弊研究所のロゴセラピスト教育養成プログラムはこのような発達を促す内容を備えておりますので、この観点から見てもこのプログラムを心から推薦いたします。
ロゴセラピスト教育研修2011〜2012は以下の日程で行われます。
参加ご希望の方はお申し出ください。
任意のゼミナールのみを受けることも可能です。
方法論演習プログラム 第1部
1/1―① ブロック・ゼミナール 2012年3月3日(土)〜 4日(日)
1/1―② ブロック・セミナール 2012年6月2日(土)〜 3日(日)
1/2―① ブロック・ゼミナール 2012年9月1日(土)〜 2日(日)
1/2―② ブロック・セミナール 2012年12月j1日(土)〜2日(日)
基礎理論プログラム 第1部
第1ゼメスター「人間の本質 ― ロゴセラピーの人間学」
第1ブロック・ゼミナール 2012年3月10日(土)〜 11日(日)
第2ブロック・ゼミナール 2012年6月9日(土)〜 10日(日)
第3ブロック・ゼミナール 2012年9月15日(土)〜16日(日)
第4ブロック・絶見ナール 2012年12月15日(土)〜16日(日)
基礎理論プログラム 第4部
第4ゼメスター「苦悩する人間 ― 医者による精神の教導」
第3ブロック・ゼミナール 2011年9月17日(土)〜18日(日)
第4ブロック・ゼミナール 2011年12月10日(土)〜11日(日)
ロゴセラピスト教育研修 基礎理論プログラム
第1ゼメスター 人間の本質 - ロゴセラピーの人間学
有効領域I: 意味探求を解き放つためのロゴセラピー
第1ブロックゼミナール
- ロゴセラピーの精神史的背景
- ロゴセラピーと深層心理学
- 意味の概念、意味の問い、実存的空虚、価値の概念、精神の概念、自由、責任、良心、意味への意志
第2ブロックゼミナール
- 精神と心理との敵対、次元的存在論、精神力動学、心理力動学
- 人格の概念、自己距離化、自己超越
- 自己実現と自我実現
第3ブロックゼミナール
- 衝動的無意識、倫理的、審美的、宗教的無意識
- 意味を中心とするコミュニケーション
- ロゴセラピー的な夫婦療法
- 理想的なパートナー関係のための基礎づけ
- 高齢者の心理学
第4ブロックゼミナール
- 実存分析的対話
- ソクラテス的対話
- 労働の世界における不安とのつき合い方
- 依存症問題
- 事例研究
面接技術I: 実存分析的面接
特殊テーマ: ロゴセラピーと意味を中心とした一般面接
第2ゼメスター 人間の生成 - 危機予防におけるロゴセラピー
有効領域II : 心理的な病気予防のためのロゴセラピー有効領域: 意味探求を解き放つためのロゴセラピー
第1ブロックゼミナール
- 心理的健康のモデル
-
心理衛生的、および危機予防的性質の、ロゴセラピー的洞察:
- 健康なライフスタイル
- 意志の強さと決定能力
- 意味ある放棄と、病理的な放棄
- 生産的な生活態度
- 反生産的な生活態度
第2ブロックゼミナール
- 自殺予防に対するロゴセラピーの意義
- フランクルによる健康な心理・性的成長
第3ブロックゼミナール
- 疲労症候群 - 生活の危機への向かい方
- 心と免疫システムとの間の関連: 意味に満たされていることと、感情の状態と免疫状態
第4ブロックゼミナール
- ロゴセラピー的な心理オンコロジー
- セクトの問題
面接技術II: 態度変換、人格を中心とする面接
有効領域: 心理的病気を治すためのロゴセラピー
第3ゼメスター 神経症的人間 - 危機介入におけるロゴセラピー
有効領域III: 心理的病気を治すためのロゴセラピー
第1ブロックゼミナール
-
神経症的な障害の本質、人格障害の本質
- 精神因的神経症
- 不安神経症
- 強迫神経症
- 性的神経症
- 反応的うつ
第2ブロックゼミナール
- 神経症の現象学、原因学、治療、ロゴセラピー
- 拒食症とナルチズム的障害
第3ブロックゼミナール
- 一般的心理療法の規則:
セッテイング、最初の面談、セラピーの計画、基本的な療法的態度、療法的関係、セラピーの目標 - 悲嘆の克服、別居、および離婚の克服
第4ブロックゼミナール
- 意味中心のマネージメント
- ストレスの克服
面接技術III: 逆説志向、反省除去、態度最適化、物語ることによる介入、催眠療法的介入、実存分析的想像力
特殊テーマ: 哲学者としての療法家
第4ゼメスター 苦悩する、精神病的人間 - 医者による精神の教導
有効領域IV: 理想的な生活態度を作り出すためのロゴセラピー
第1ブロックゼミナール
- V・フランクルの医師による精神の教導
- 精神病という障害の本質
第2ブロックゼミナール
- メランコリー
マニー
統合失調症
パラノイア
におけるロゴセラピー
第3ブロックゼミナール
- 統合失調症とメランコリーの実存分析的理解
- 過去性の克服
- 罪責の問題とその克服
第4ブロックゼミナール
- 宗教的なカテゴリーとしての意味、超・意味
- 価値世界の展開
- ヒステリー
面接技術IV: 最初の面接、ロゴセラピーの方法セット、青少年のための自信トレーニング、精神の教導のための面接行為
特殊テーマ: 精神の教導の諸形式:実存的、発達に方向づけられた、運命に方向づけられた、職業、および余暇に方向づけられた精神の教導
詳細に関するお問い合わせ・参加お申し込みはお問い合わせフォームより承ります。
ロゴセラピスト教育研修 方法論演習プログラム
方法論演習第1部/第1ブロックゼミナール
- 人生の時間、眺望および回顧
- 療法/相談の時間の礎石
- 来談者の3つのタイプ
- 療法/相談の時間における問いの形:単純な問い、情緒的な問い、キーワードの問い、探偵的あるいは熟考の問い、哲学的な問い、価値評価的な問い
- 人格性の雰囲気とそれがどのように変えられるべきであるかという問い
- 自己距離化の物語
- 態度変容の物語
- 「根源との和解」
- グループあるいは個人療法のための音楽による表象力訓練
- 他の人間との和解を促進する物語
- 絵のギャラリー:「私は誰に感謝を送りたいか?」
- 「価値のケーキ」
- 絵のギャラリー:「私はどのように考えられているか?」
- 心の健康を強める儀式(日常的な儀式、個人的な儀式、療法的な儀式)
- 相談時間の「演劇」
- 「よい時」
- 必要であれば:療法的演劇
付加的情報
- 「心の法則」
- 脳生理学−行動−伝達
- 専門家的な仕事と素人の仕事
- 記憶の内容を変えること
- 知覚−記憶−とりわけ人格性
- 文献
方法論演習第1部/第2ブロックゼミナール
- われわれの心の像:行動の神経心理学(情緒的中心を活性化すること)
- 療法/相談そして/あるいは人格形成のためのファンタジー
*時間の旅 *キーワード *エネルギーの源 *「内的秩序」 - 「心的柔道」
- 「赤い解決の手がかりになる糸」を失わないこと
- 危急の時のための一枚の紙
- 児童期と青年期に暴力体験をした後の療法
- 療法における「探偵の仕事」:鍵になる状況を認識する
- 毒を抜かれる子供たちとの仕事
- 身体的兆候の心理学的情報を把握する
- 療法的「予防措置」:予告
- 「価値」「根源的価値」そして価値圏
- 象徴
- 自己距離と自己超越を強化するための物語
- 来談者の健康な態度を強化するための物語
- 「心の法則」と脳生理学、情緒および行動変化についての情報
- プロフェッショナルな仕事への2,3の工夫と資料を用いての仕事
- 文献
方法論演習第2部/第1ブロックゼミナール
重点的なテーマ:諸々の人間関係。パートナー関係。(夫婦相談、しかしまた両親‐子供‐関係、あるいはまた友人および労働関係にも適用可能)
- 諸関係を養い、安定させるもの
- 「角を取り除く」対話の仕方: 男性パートナー/女性パートナーが葛藤の中に立つ場合のために
- われわれの心の「ファントム像」、あるいはなぜわれわれが一定の男/一定の女を好きになるのか?
- 葛藤による治癒:心が互いに触れる
- 「関係口座」(方法)
- パートナーはどのような言葉を使うか?
- 男が女について知るべきこと、女が男について知るべきこと
- 葛藤の中におけるもっとも頻繁な伝達の誤り/最善の伝達戦略/目的を意識した対話法
- 関係依存からの出口
- パートナー関係においてどのようにわれわれは解決不可能な問題と関わることができるか
- あらかじめ荷を負った伝達から混乱を取り除くこと
- 意味に反した命題を変えること(思想を形成する)
- 「7マイルの長靴」で人生を通り抜ける
- 家族ギャラリー
プロの仕事のために
- 補完的な言語
- 言語以外のしるしを解明することができる
- 夫婦相談の最初のセッション
- 夫婦療法/夫婦相談のための物語
- 夫婦療法/夫婦相談のための絵による仕事
- 夫婦療法/夫婦相談のための文献
方法論演習第2部/第2ブロックゼミナール
重点的なテーマ:理想的な生の形成、目標に方向づけられることそして動機づけのための方法、療法/相談、プロフェッショナルな仕事に必要な対話能力のための短期療法
- 療法的な「クリムト的まなざし」
- 性格の強い人格性
- 自分の人生の主題を見つける
- 「ノー」をいうための拘束的な仕方
- 個々の動機づけの諸々の点を見つけることができる
- なぜよい意図はかならずしも実現可能でないか、そしてどのようにしてわれわれは自分自身をトリックにかけることができるか
- 意志を強めること
- 「クリスマスの木方法」
- 心理療法における測定目盛
- 解決に方向づけられた短期−ロゴセラピー
- 人格性の形成:ある人間の「内的チーム」
- 交わる目標
独創的な立地場の規定
プロフェッショナルな仕事
- 療法/相談における諸課題
- 最も頻繁に療法が休みになること
- プロフェッショナルなまなざし:ニュアンスを知覚すること
- プロフェッショナルな療法計画
方法論演習に関するお問い合わせ・参加お申し込みはお問い合わせフォームより承ります。
ロゴセラピスト教育研修
費用、申し込み資格、得られる研究所資格その他手続き
すでに心理療法家として働いている方で、自分の療法をもっと有効なものにしたいと思われる方、将来ロゴセラピストとして働きたいと思っておられる方、プログラムの全体はできないけれども部分的に興味があるので参加したい方など、様々な動機から参加可能です。教育研修内容は大学出身者をめどにしておりますが、最終的には学歴は不問です。意欲と勤勉さが基準です。
将来ロゴセラピストとして働きたく資格を取りたい方は組織的に学習することになります。 幾分か息の長い学習になりますが、ロゴセラピスト教育研修 基礎理論プログラムを4年で終了してC資格を、そのあと方法論演習の全課程を2年で終了してB資格を、さらに「自己経験」という全5日の合宿ゼミナールと50時間のスーパービジョンを完了してA資格を得ることができます。A資格で独立したロゴセラピストとして活動することができます。
弊研究所のシステムはドイツ・ロゴセラピー協会のそれに準じておりますが、教育研修の期間と内容の一部は日本の文化および国情に適合させております。
費用はロゴセラピスト教育研修 基礎理論プログラムは1ゼメスター272,000円(税込)です。方法論演習1部と2部はそれぞれ272,000円(税込)です。自己経験も同様に272,000円(税込)で、スーパービジョンについては様々な形式がありますので、個別的な規則が適用されます。
教育研修の時間は、1ブロックゼミナーは土、日の2日間、9時00分から18時00分までです。交通機関の都合により若干の移動もあり得ます。
教育研修の場所は日本ロゴセラピー6実存分析研究所・仙台です。
仙台市青葉区本町1丁目13−32 (株式会社)オーロラビル 605号室
教育研修に関する主な情報は以上のとおりですが、興味のおありの方はお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。
