※本セミナーは既に終了しております。
自尊感情?どうすればそれを持てるの?
「自尊感情」は不登校やひきこもり傾向の子どもを持つ親と彼らを支援する人々の間でいま再評価されつつある言葉です。
自分の存在を肯定的に受け止め、自分の能力を肯定的に評価する姿勢のことです。それはどのようにして身につけられるのでしょう?
このセミナーはこの問いに1つの実行可能な答えを得ようとする試みです。ともに学び考えたいと思い、プログラムを作成しました。
以下に詳細を記しました。奮ってご参加ください。
記
日程 |
2007年10月14日(日)、11月18日(日)、12月16日(日) |
|---|---|
場所 |
研究所内 |
対象 |
不登校およびひきこもり傾向のある幼児と青少年の親、NPOその他の支援グループ、幼稚園・小中高学校教員、学校行政担当者、医者、整体師・カウンセラー・各派心理療法家 |
受け入れ人数 |
先着25名 |
締め切り日 |
2007年10月11日(木)必着 |
受講料 |
3回一括、30,000円(但し、「出会いと生活の会」参加者および当研究所面接利用者のみ1割引27,000円、両方を兼ねる方24,000円) |
申込み方法 |
当ホームページのお問い合わせフォームよりお申し込みください。 受講料は締め切り日までに下記の銀行口座へお振り込みください。 ※キャンセルあるいは欠席による返金はいたしませんのでご了承ください。 七十七銀行西多賀支店普通口座 5510864 |
持参するもの |
筆記道具(※ 昼食および飲料は各自でご用意ください。) |
参加証明書 |
3回のセミナー終了後にお渡しいたします。 |
セミナー1 2007年10月14日(日)のプログラム
子どもたちはどのくらいの自尊感情を持っているの?
9:00〜9:10 |
挨拶とセミナーの説明 |
|---|---|
9:10〜10:40 |
講演 学ぶことは楽しい 講師 後藤孝聡 |
10:40〜11:00 |
休憩 |
11:00〜12:00 |
講師への質問、発言および意見交換 |
12:00〜13:00 |
昼休み |
13:00〜17:00 |
ミニ・ロゴ講座(1) |
13:00〜14:00 |
子どもの自尊感情の国際比較 |
14:30〜15:00 |
休憩 |
15:00〜17:00 |
本当の自分とよそ行きの自分との葛藤 |
解題
おとなが毎日、親、教師、カウンセラー、医者、学校行政担当者などとしてかかわる子供たちの日常生活の質を考える。
わが国の子どもたちが持つ自尊感情の度合いを、世界各国の子どもたちの持つ自尊感情のそれと比較する。
午前の講演を引き受けてくれた後藤孝聡氏はNPO法人わたげの会 学習サポート局長を勤め、不登校とひきこもり傾向を持つ子どもたちの学習指導をしている。毎日、一人ひとりにあった教材を作り、子供の個性に合った方法を工夫している。子どもたちは次第に学ぶことを楽しいことと理解しはじめる。後藤孝聡氏はこのような子どもたちの成長過程を見届けている。これは広く行きわたっている学習観の修正を迫るものでないだろうか?このNPO法人わたげの会に勤める後藤氏からのメッセージは学校内外における授業、および教育産業の在り方の再考を迫るかもしれない。
午後のミニ・ロゴ講座には、自尊感情を比較するために必要な最近の資料を用意する。
日本の子どもたちの自尊感情の度合いは比較国の子どもたちのそれに比べてどうなっているだろうか?例えば家にも地域にも学校にも「居場所」をもたない日本の子どもの数はアメリカの同様な子どもの数に比べて14倍だという。このことを知っていましたか?その後、不登校とひきこもりの最有力の理由と思われる”葛藤”の問題を取り上げる。ありのままの自分とのつながりを保持することはいかにむずかしいか!と同時に「本当は」いかに容易で、素晴らしいことでもありえるか!またそれがいかに楽しい学びの原動力でさえあり得るか!”葛藤“の解決は不登校とひきこもり問題解決の核心。これがミニ・ロゴ講座(1)のポイント。
セミナー2 2007年11月18日(日)のプログラム
何が子どもたちの自尊感情を支えるのか?
9:00〜9:10 |
挨拶とセミナーの説明 |
|---|---|
9:10〜10:40 |
講演 子どもに自尊感情を与えるもの 講師 鈴木正貴 |
10:40〜11:00 |
休憩 |
11:00〜12:00 |
講師への質問、発言および意見交換 |
12:00〜13:00 |
昼休み |
13:00〜17:00 |
ミニ・ロゴ講座(2) |
13:00〜14:00 |
子どもの自殺予防 |
14:30〜15:00 |
休憩 |
15:00〜17:00 |
自尊感情を支える5つの因子について |
解題
セミナー2は子どもたちの自尊感情を支えるものについての見識を深める。午前の講演をされる鈴木正貴氏は臨床心理士で、幾つかの公立中学校と県立高校スクールカウンセラーと仙台若者サポートステーションのカウンセラーをしている。学生の頃、適応指導教室や自閉症児サポート団体でボランテイアを、また児童相談所の嘱託職員もしており、不登校をしている子供や虐待を受けた子ども、自閉症児とのかかわりを経験している。彼が出会う若者たちの事例から感じた「自尊感情」と、彼自身の子どもの頃から学生時代までの「自尊感情」を振り返り、自尊感情を支える柱について考えたことをお話したいとのこと。
不登校やひきこもり傾向の子どもたちは様々な形の不安を持ち、世の中の流れからしてかなりな程度自殺の危険に晒されている。このことは、昨年、子どもたちの自殺の報道が国民を震撼させたにもかかわらずいまだに親たちには十分深刻に受け止められていない。
自殺を考える子どもたちの心理のなかでは、自殺は長い時間をかけて準備されているのが常である。空想の中で何度も自殺を繰り返しており、空想通りの形で実際の自殺が起こることの割合が多い。「生きたい」と「死にたい」との間を揺れる「両義性」の時に親と教師と教育行政担当者は危機の「しるし」を見分け、介入する必要がある。親にも子どもにも効果的な介入は常時、子どもたちに自尊感情を育てることである。社会と家族が子どもたちに将来の不安をあおるかわりに「庇護因子」を明らかにする必要がある。ロゴセラピーでは子どももおとなも楽観主義者にする5つの「庇護因子」を語る。それはどのようなものか?これを説明することがミニ・ロゴ講義(2)の眼目。
セミナー3 2007年12月16日(日)のプログラム
おとなはどのくらいの自尊感情を持っている?
9:00〜9:10 |
挨拶とセミナーの説明 |
|---|---|
9:10〜10:40 |
母親と自尊感情?(N.N.講師交渉中) |
10:40〜11:00 |
休憩 |
11:00〜12:00 |
講師への質問、発言そして意見交換 |
12:00〜13:00 |
昼休み |
13:00〜16:30 |
ミニ・ロゴ講座(3) |
14:30〜15:00 |
休憩 |
15:00〜16:30 |
おとなの内面と子どものしあわせ |
16:30〜17:00 |
セミナーをどう体験したか?(それぞれ一言) |
17:00 |
全セミナー終了 |
解題
不登校やひきこもり傾向の子どもたちに自尊感情を持って欲しいだけでは、「こと」ははじまらない。親自身、じゅうぶんな自尊感情を持っているだろうか?セミナーの最終回はこの問いを母親と父親という観点から考察する。親の自尊感情の強さと弱さは子どもたちのそれの中に反映するように思われるからである。(母親と自尊感情に関する女性講演者はいま鋭意適任者を募っている)午後のミニ・ロゴ講座ではまず父親と自尊感情の問題を「中年の危機」「企業戦士」「地位の喪失」「初老と不安とうつ」、「生活疲労」、「退屈と人生の意味の喪失」「自殺の急増」との関連で照らし出す。
おとなは、男も女も愚痴ったり、他人に怒りぶっつけたり、集団ボケして安心していないだろうか?と。合わせすぎて堕落してはいないか。自分に向きあうことがあるか。代替不可能な自分、代替不可能な自分の生活状況、代替不可能な自分の能力と資源、代替不可能な自分の生の意味と希望はあるだろうか。子どもが親の内面を知って、親のことを心配していることをおとなは知っているだろうか?この心配が子どもを疲労困憊させて心身ともにぼろぼろにすることがあることに気づいているだろうか?子どもは親の内面など知る必要がないくらい幸せな方が良い。おとなは子どもが入って来ることを許さないいくらいおとなの内的世界を見つけ、それに没頭しよう。愚図愚図する暇はない。おとなが自分の内面世界を確立したら、子どもへの心理的依存は止む。そうすると子どもをおとなの心理的混乱に巻き込まないですむ。その瞬間、子どもは元気になる。子どもの将来を心配しすぎて、この道理を忘れていないか?ミニ・ロゴ講義後半はこれがテーマ。