事業内容

ヴィクトール・フランクルとロゴセラピー

ロゴセラピーとは何か?
ウイーン第3学派の心理療法


【開発者】
国際的に知られた精神科医かつ神経科医
ヴィクトール・フランクル教授
【基本的な考え方】
人間はその本質からして価値と意味に方向づけられている。
意味ある人生を送る意志は人間の実存にとって中心的な動機である。
意味への意志の欲求不満は一連の障害へ通ずる。
ロゴセラピーは目標を意識した面接によって自分自身の生命の中に意味を発見するよう助ける − 色々な 困難にも拘らず。
そしてそれは多くの他の障害にあっても助けを提供する。

弊研究所はロゴセラピーと呼ばれる心理療法を取り次いでいます。これは意味による心理療法ということですが、それはどの人間も意味ある生活を求めているという考えを前提としています。

私たちは何かを作るとか、何かを体験するとか、どうしても逃れられない宿命をどうするかを工夫しながら生きています。そのような中で自分にとっての意味を探究し、事実その都度自分に合った生き方を見つけ、それを自分の生の意味だとします。

ところが、それがうまくいかず、すべては無意味であるという感覚を得ることがあります。この感覚はそれとして意識されることもありますが、意識されないこともあります。いずれにしても意味への問いにどう答えるは私たちの心身のありように、また精神のありように微妙に影響します。

職場や家庭、一般に社会生活や個人的な生活の中で経験する危機的な状況と、心理的不均衡と軋轢が習慣化したために起こる心身のバランス喪失、人が神経症と呼ぶものは人生が各人に課する意味の探求にどう答えるのかと深くかかわっているといわれます。意味による心理療法としてのロゴセラピーは洋の東西を問わず有効です。

弊研究所はクライエントの意味探求の旅に随伴いたします。その結果、クライエントが彼あるいは彼女の生活の状況にあった、従って彼あるいは彼女だけが実現できる意味を見つけるためのヒントを得られれば良いと願っています。

ヴィクトール・フランクル教授(1909〜1997)は上記の意味による心理療法を1938年頃には完成していたことが分かっています。彼は1942年〜1945年はドイツ・ナチスによって強制収容所に収容され、解放後『医師による精神の教導』という本によって彼のロゴセラピーの体系を描写し、それに続くもう1つの本、『心理学者、強制収容所を体験する』の中で彼の収容所体験を発表しました。これらの本はそれぞれ『死と愛』と『夜と霧』というタイトルを得て日本においても広く読まれています。ロゴセラピーはドイツをはじめヨーロッパはもちろんのこと、アメリカにおいても広く知られ、かつ適用されています、弊研究所はこの心理療法が日本人の考え方と文化にも適合することを証明しつつあります。

弊研究所はロゴセラピー&実存分析研究所・チュービンゲン/ウィーン、そしてロゴセラピー&実存分析訓練および研究のための諸機関の国際学会・バードラガツと提携しています。弊研究所所長 安井猛教授(博士)はこの学会の理事であり、研究所はこれを通してウィーンのヴィクトール・フランクル研究所と接続しています。

  • このページの先頭へ