ヴィクトール・フランクル教授
ロゴセラピーの設立者
「私が人生から何を期待するかが問題ではなく、ただ人生が我々から何を期待するかだけが問題です。」





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震災地宮城からの声 ― 知恵を集めて踏み出そう
2011年9月25日
小出裕章さんの『原発はいらない』(182頁以下)の中に「子どもたちを被爆から守りたい」という箇所がある。そこに掲載されているグラフから0歳から10歳ぐらいまでに被爆したこどもたちの癌死亡率は、15歳ごろまでに被爆したこどもたちの死亡率の倍をはるかに超えている。55歳で被爆した人々の癌死亡率はほとんどグラフの中に書き込めないほど少ない。
こどもたちはこれからの長い人生を目の前に持っている。だから、特別に尊い。このことに思いを馳せている人々の数は多いはずだ。いまさらいうまでもないが、この度のフクシマ原発事故の影響をどう受け止めるか、大人はよくよくこどもたちに対する自分達の責任についても考えなくてはならない。こどもたちのいのちの安全を考えながら毎日暮らしているかをもっともっとよく落ち着いて考えなくてはならない。学校ではこどもたちに放射能のことを教えてあげなくてはならない。2つの原爆が落とされ、54基の原発を持つ国のこどもたちだからだ。
2011年10月30日
この会のメンバーは現在、会社員、主婦、心理療法家そして大学教員である。メンバーの1人から大震災以後の東北地方の変化についての詳しい報告を得た。人口減、高齢化比率の増大、雇用減、観光事業、大都市への集中化などのテーマに耳を傾け、各自考えた。特に放射能は乳幼児から40歳代の人々にとって油断できないこと、それは1世代で終わらず、幾世代も引き継がれることが問題であることが話し合われた。
現在の居住地を離れてどこか放射能の届かない土地に逃避することは容易ではない限り、それなりにこの地での日々を充実させる以外にはない。この事実は困窮ではあるが、生き延びるための知恵を取り入れればよい。そうすれば、必ずしも落ち込む理由にはならない。現在のありのままを最高のものとして忍んで生き延びことは残されている。
このことを出発点としながら、各自、どう責任を果たすかを語りあった。それゆえ、目先のことではなく、次世代のためにもなるエネルギー政策は重要課題であることにも話題は拡がった。卓上には30冊に及ぶ関連書物が持ち寄せられていた。
